TIME WAR
私と渉君は戻ってきた。 ドキドキ
緊張していた。
「行こう」
「うん」
未来は作れたのか
真実を知るために足を踏み出した。
消毒の匂いが包む
今まではただ鼻を掠めていくだけだった
存在がリアルに伝わってくる
信平の部屋
ドアの前にたつ
緊張していた
ピシッと身体が引き締まる
キュッと心が縮む
私の目を見てから渉君はドアをゆっくりあけた―――
「いったり来たりなんだよ渉」
「え?……」
「え?ってなんだよ今日兄貴の誕生日だろ」
あれ?歩君が柔らかい。 優しい笑顔で渉君に話しかけていた。
でも
「信平?……」
なんでこの人は寝たままなの?
なんで、信平にはあんまり変化がないの?
なんで
やっぱり未来は作れないのかな
「あの、兄貴の彼女ですか?」
「え……!違うよ違う」
歩君、わたしのこと知らない? いままでとちょっと違う
何だ?
あれ、なんか……
なんか大切なこと忘れてる
「そっすか、何か用事ですか?」
「あ……うん?」
私は渉君を見た。
渉君もいきなりの変わりように目を瞬かせていた
緊張していた。
「行こう」
「うん」
未来は作れたのか
真実を知るために足を踏み出した。
消毒の匂いが包む
今まではただ鼻を掠めていくだけだった
存在がリアルに伝わってくる
信平の部屋
ドアの前にたつ
緊張していた
ピシッと身体が引き締まる
キュッと心が縮む
私の目を見てから渉君はドアをゆっくりあけた―――
「いったり来たりなんだよ渉」
「え?……」
「え?ってなんだよ今日兄貴の誕生日だろ」
あれ?歩君が柔らかい。 優しい笑顔で渉君に話しかけていた。
でも
「信平?……」
なんでこの人は寝たままなの?
なんで、信平にはあんまり変化がないの?
なんで
やっぱり未来は作れないのかな
「あの、兄貴の彼女ですか?」
「え……!違うよ違う」
歩君、わたしのこと知らない? いままでとちょっと違う
何だ?
あれ、なんか……
なんか大切なこと忘れてる
「そっすか、何か用事ですか?」
「あ……うん?」
私は渉君を見た。
渉君もいきなりの変わりように目を瞬かせていた