TIME WAR
補習にきていた生徒達の流れに乗って私も帰ろうと荷物を掴んだ
ある人物に行く手を阻まれたけど
「チャコ、お前これもっていってくれ」
帰ろうとした私を引き留めたのは先生だった
そこそこ重いダンボールを私に渡してきた
「なんで私なんですか」
別に私じゃなくても
他に人はたくさんいる。私は早く帰ってアイスを食べたい
「渉(ワタル)から答え教えてもらってただろ?それの罰みたいなもんだ」
先生は得意気な顔をして ツツーっと廊下を歩き始めた
あの爽やか青年は渉っていうんだ。
私は先生の後ろで場所が良かったら行くことにしようと考えた
「先生、どこに持って行けばいいんですか?」
キュッと止まって
「2階準備室」
と言いはなった。
ってえ!?
「ちょっとまっ……」
先生は有無を言わさず私にそこそこ重いダンボール箱を置いて廊下をスタスタと歩いていってしまった
寄りによって2階準備室なんて……。
ダンボールを持って廊下でしばらく立ち尽くしていた
こうなったら行くしかない。ダダダダっと2階に降りる階段を駆け下りる
一番突き当たりの2階準備室前に到着した
この2階準備室だけ他の部屋より異質な空気を放っている。周りの気温もひんやりとしていた
それはそうか。
あんな噂があるから当たり前と言っては当たり前だ
幽霊が住み着いてる準備室。入ったら最後、出てこれなくなるかも
誰もいないのにギイギイイスの音がする
あぁ怖い。これで私が噂の通り亡き者になったらあの先生呪ってやる
緊張気味に私は2階準備室のドアを開けた
「失礼しまぁーす……」
いやわかってるよ誰もいないって!でも空気が思わず挨拶をしてしまうほど冷たいから
薄暗くて誇りっぽい室内 10人も入ればギュウギュウだねこれは……
私は抱えたダンボールをどこに置けばよいのかと立ち尽くしていた
「その段ボール」
何っ!?
声のした方に振り返る。でっ出たっ!
コイツ?コイツが例の住み着いてる幽霊
私は後ずさりする
窓際に座る男の子を見ながら
「おい、後ろ」
男の子は夏なのに学ランを着て汗を一つもかいていなかった
やっぱり幽霊なんじゃ……男の子の瞳を見ながら考えいた。ただ男の子の瞳は冷たかった
ドンと音をたてて私は何かにぶつかった。
ある人物に行く手を阻まれたけど
「チャコ、お前これもっていってくれ」
帰ろうとした私を引き留めたのは先生だった
そこそこ重いダンボールを私に渡してきた
「なんで私なんですか」
別に私じゃなくても
他に人はたくさんいる。私は早く帰ってアイスを食べたい
「渉(ワタル)から答え教えてもらってただろ?それの罰みたいなもんだ」
先生は得意気な顔をして ツツーっと廊下を歩き始めた
あの爽やか青年は渉っていうんだ。
私は先生の後ろで場所が良かったら行くことにしようと考えた
「先生、どこに持って行けばいいんですか?」
キュッと止まって
「2階準備室」
と言いはなった。
ってえ!?
「ちょっとまっ……」
先生は有無を言わさず私にそこそこ重いダンボール箱を置いて廊下をスタスタと歩いていってしまった
寄りによって2階準備室なんて……。
ダンボールを持って廊下でしばらく立ち尽くしていた
こうなったら行くしかない。ダダダダっと2階に降りる階段を駆け下りる
一番突き当たりの2階準備室前に到着した
この2階準備室だけ他の部屋より異質な空気を放っている。周りの気温もひんやりとしていた
それはそうか。
あんな噂があるから当たり前と言っては当たり前だ
幽霊が住み着いてる準備室。入ったら最後、出てこれなくなるかも
誰もいないのにギイギイイスの音がする
あぁ怖い。これで私が噂の通り亡き者になったらあの先生呪ってやる
緊張気味に私は2階準備室のドアを開けた
「失礼しまぁーす……」
いやわかってるよ誰もいないって!でも空気が思わず挨拶をしてしまうほど冷たいから
薄暗くて誇りっぽい室内 10人も入ればギュウギュウだねこれは……
私は抱えたダンボールをどこに置けばよいのかと立ち尽くしていた
「その段ボール」
何っ!?
声のした方に振り返る。でっ出たっ!
コイツ?コイツが例の住み着いてる幽霊
私は後ずさりする
窓際に座る男の子を見ながら
「おい、後ろ」
男の子は夏なのに学ランを着て汗を一つもかいていなかった
やっぱり幽霊なんじゃ……男の子の瞳を見ながら考えいた。ただ男の子の瞳は冷たかった
ドンと音をたてて私は何かにぶつかった。