紅い血-Red blood-


霧に伝言を伝えた後、私達は再び屋敷に向かおうとした。


蓮様が歩き出して私も追おうとすると、ふと視界の端に何かが写った。


しっかりと視界に入れようと思い、視線を横に移すと、そこに居たのは...


「蓮様、もう一人幼い子供が倒れています」


...少女よりも幼い子供だった。


「...そいつも連れて行け」


「承知しました」


その幼い子供も抱きかかえながら、私達は今度はしっかりと屋敷に向かった。


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