天神学園高等部の奇怪な面々23
けしからん娘がご立腹で去って行った後。

「何渡り廊下で寝てるのぉ?」

スカートの中が丸見えになるのも気にせず、しゃがみ込んで顔を覗き込むのはスペシャルハレンチ。

「な、何という事だ!」

けしからん娘のフィニッシュブローのダメージもどこへやら。

素早く立ち上がる仮病幽霊。

「君を見ていると全身から血が噴き出しそうだ!この恋の出血多量を止めるには、君の熱い抱擁が…」

「え、そうなの?大変だぁ、じゃあすぐ止めないと!」

あっさり真に受けたスペシャルハレンチ、頬も胸も太股も密着させて強烈なハグ。

その刺激が強すぎて、本当に鼻から出血多量。

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