天神学園高等部の奇怪な面々23
成程、聞きしに勝る暴走ぶりだ。

既にここまでのやり取りで、伊織は頭痛がしてきた。

「じ、じゃあ次の質問…転校してきて間もないけど、好きな人とか出来た?」

これは眼鏡っ子萌えな一部マニアには興味深い質問。

「んとねぇ」

しばらく考える遊里。

「私は別に好きな人はいないけど、同じクラスの河童君が、屋上で私の事ハグしてきたんだよぉ」

「違うわぁあぁあぁぁっ!助けようとしただけじゃあぁあぁっ!」

鷹雅絶叫。

「あと、仮病幽霊君も私にプロポーズしてきたんだよぉ」

「それは本当だぁあぁあっ!僕はいつだって真剣だぁあぁぁっ!」

ルーイも絶叫。

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