天神学園高等部の奇怪な面々23
「そこの君はっ!」

遊里に言い寄っていた舌の根も乾かないうちに、早くも伊織に駆け寄るルーイ。

「この陣痛…これは恋の予感!」

子供でも生まれるのか。

「だってほら!鼻炎と花粉症が同時に発症してるもの!君にときめいたせいに違いない!」

いや、耳鼻科行った方がいいと思うよ?

女子生徒ならば誰にでも擦り寄るルーイに。

「女垂らしなんだ、軽蔑するぅ、あははははっ!」

いい笑顔でキッツイ一言を投げかける遊里。

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