天神学園高等部の奇怪な面々23
そんな風に三人でワイワイ騒いでいると。

「あーっ、もう!こんな所にいたんですねっ!」

ようやく見つけたとばかりに、こはくが廊下を早足で歩いてきた。

「あ、さっきのオメデタの先生」

「困りますよ遊里さん、勝手に歩き回ったら」

「ああっ、そこにいるのは女神と噂の奥方!これは恋の予感!だって胸焼けと胃酸の出すぎが…」

「はいはい、あとあと!」

ルーイのアプローチもサラリと流し、こはくは遊里の手を引っ張っていく。

< 19 / 141 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop