天神学園高等部の奇怪な面々23
「志摩さん」

ユラリと白髪を逆立たせて、生徒会長が席を立つ。

「ここは3年生の教室ですよ…貴女は1年生でしょう?早く自分のクラ「おわ!巨乳さんハケーンッ!」

生徒会長の台詞に被せたのは、恐らく遊里が初めてだろう。

無礼にカッとなって制裁を加えようとするネコミミメイドを、生徒会長が制する。

遊里が歩み寄っていったのは、ロシア娘の席。

「な、何…?」

「いいなぁ、大きいなぁ、何食べたらそんな事態になっちゃうんですかっ?」

さり気なく失礼な物言いの遊里。

「この学園で最強のオパーイは、アナタ?」

「い、いや…私よりもおぶさりっ子ちゃんや、けしからん娘ちゃんの方が大「マジでっ?見に行ってみよう!」

とにかく落ち着きがない。

嵐のように現れた遊里は、ハリケーンのように暴れて教室を出て行った。

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