天神学園高等部の奇怪な面々23
階段を上がり、下り、扉を開け、出て、また階段を上がり。

しつこく追い掛け回す遊里を何とか振り切ろうとする鷹雅だが、遊里も華奢な割にはなかなか体力がある。

おまけについて来る間中、ずっとベラベラ喋っている。

まさしくハイテンションメガマックス。

よく回る舌だ。

「お前鬱陶しいな!飯の時間なくなるぞ!」

「あ、じゃあこうしよう!」

ポンと手を叩く遊里。

「私と一緒にご飯食べよう!」

さっきの話とどこが違うのだろう?

何の改善にもなっていない。

なのに名案でしょ?とばかりに遊里ドヤ顔。

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