天神学園高等部の奇怪な面々23
とんだ女に懐かれたものだ。

屋上まで追いかけてくる遊里に辟易な鷹雅。

あんまり人前で見せたくなかったのだが、遊里を振り切る為には仕方ない。

鷹雅は。

「おおっ!」

遊里の見ている前で背中から黒い翼を広げた。

「羽のある河童!新種!」

「そんなもんおらんわっ!」

鷹雅、裏手ツッコミ。

翼を見ても河童と言い張る遊里の頭の中を割って見てみたい。

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