黒王子と私
キス。へぇーっこれがキスかぁ〜
って…えぇーーーっ!!!
その瞬間、私は自然と手が出てしまっていた
ばちんっ!!!
「何すんのよーっ!サイッテー!」
「ッツいってーなぁ」
目の前のイケメンくんはほほを抑えて言う
どうやら相原なのか渾身の一撃は効いたようだ…
「あんたいきなり何すんのよ…」
「えっ…おわび。」
はぁ?お・わ・び??
「だからぶつかったおわびだっつってんだよ」
意味わかんないこの人。全く何言ってるかわかんない。
「そっかおわびかー。ってなるわけないでしょーっ!!!!」
つ…ついノリツッコミをしてしまった……
「ちょっお前騒ぐな。見つかるだろ逃げてきたのに」
「逃げてきた??まさかあんた犯罪者!!??」
「ばかか!ちげーよ。俺が逃げてたっつたら1つしかねーだろ」
ますますわからない…このイケメンくん。
あなたが逃げてきた訳なんてわかるはずがない…脳外科を紹介すればよいのだろうか……
「紹介しなくていい!!」
「えっ…勝手に人の心読まないでよ」
「全部漏れてんだよ」
マジですか……
「俺の名前は黒川雷斗(クロカワライト)」