リクエストを基にした・【Kiss】シリーズ 『甘々』・6
そもそもお兄さんとの付き合いが長すぎました。
知り合って既に10年以上が経過しているのです。
その間に二人っきりで過ごすことは勿論、二人だけで出かけたりなんだりと、すでに一般的なお付き合いはしていました。
でも二年前、お兄さんから「恋人になろう」と言われた時は嬉しかったです。
…やっぱり長い付き合いをしても、お兄さんはわたしにとっては特別な人だったから。
だけど恋人になっても、幼馴染の時の付き合いと全く変わりないです。
時々、額や頬や手にキスをしてくれるだけで…唇には全く近付きもしません。
こう時は、わたしからしたほうが良いのでしょうか?
でも女の子からキスをするなんて、はしたないと思われないでしょうか?
「う~ん…」
「ん? どうかした?」
一緒に手を繋いで歩いていたお兄さんが、わたしの顔を覗き込みます。
「いっいえ! 何でもありません」
わたしは慌てて首を振ります。
知り合って既に10年以上が経過しているのです。
その間に二人っきりで過ごすことは勿論、二人だけで出かけたりなんだりと、すでに一般的なお付き合いはしていました。
でも二年前、お兄さんから「恋人になろう」と言われた時は嬉しかったです。
…やっぱり長い付き合いをしても、お兄さんはわたしにとっては特別な人だったから。
だけど恋人になっても、幼馴染の時の付き合いと全く変わりないです。
時々、額や頬や手にキスをしてくれるだけで…唇には全く近付きもしません。
こう時は、わたしからしたほうが良いのでしょうか?
でも女の子からキスをするなんて、はしたないと思われないでしょうか?
「う~ん…」
「ん? どうかした?」
一緒に手を繋いで歩いていたお兄さんが、わたしの顔を覗き込みます。
「いっいえ! 何でもありません」
わたしは慌てて首を振ります。