リクエストを基にした・【Kiss】シリーズ 『甘々』・6
「実はあのクッキー、砂糖の分量間違えて作ったから、結構甘かったんだよね」
「はあ…」
「けれどキミは本当に美味しそうに食べてくれかたら。それじゃあいけないと思って、ちゃんとしたお菓子作りをするようになったんだよ」
お兄さんは時々、お菓子を作ってくれます。
それはどれも本当に美味しいので…お兄さんの作ったお菓子以外は、食べなくなってしまいました。
お兄さんは失敗作と言いましたが、わたしは…。
「…でもそれでも美味しく感じたのは多分、当時からわたしがお兄さんのことを好きだったから、だと思います」
「うっ…。それを言われると、余計に罪悪感を感じてしまうなぁ」
「えっ!? どっどうしてですか?」
わたしが慌てふためくと、お兄さんはまたもや笑い出します。
「あっ、もしかしてからかいました?」
顔が熱くなるほど慌てる姿を見て、お兄さんはお腹を抱えるほど笑います。
それでも外にいるので、声は出さずに、体が震えるぐらいに抑えてはいますが…。
「はあ…」
「けれどキミは本当に美味しそうに食べてくれかたら。それじゃあいけないと思って、ちゃんとしたお菓子作りをするようになったんだよ」
お兄さんは時々、お菓子を作ってくれます。
それはどれも本当に美味しいので…お兄さんの作ったお菓子以外は、食べなくなってしまいました。
お兄さんは失敗作と言いましたが、わたしは…。
「…でもそれでも美味しく感じたのは多分、当時からわたしがお兄さんのことを好きだったから、だと思います」
「うっ…。それを言われると、余計に罪悪感を感じてしまうなぁ」
「えっ!? どっどうしてですか?」
わたしが慌てふためくと、お兄さんはまたもや笑い出します。
「あっ、もしかしてからかいました?」
顔が熱くなるほど慌てる姿を見て、お兄さんはお腹を抱えるほど笑います。
それでも外にいるので、声は出さずに、体が震えるぐらいに抑えてはいますが…。