好き、嫌い、大好き、大嫌い
この勝負には罰ゲームをつけた。

─勝った方がクレープを奢る─

怜は覚えててくれた。
初めの頃に言った私の大好物を…
やっぱり好きだ…
こんなにも優しくて頼りがいがある人他にはいないよ…
本当にそう思った。


勝負の行方は私達の負け。
クレープは後日奢る事になった。
もし、私と怜が組んでいたら結果は変わっていたのかな?
楽しい時間は早く過ぎるとはこの事を言っていた。
気付けばもう空は真っ暗だった。
時間が止まれば良い
そう思っても止まらない
現実は残酷。



帰ってからまだ幸せでいっぱいだった。
遊べて本当に良かった、楽しかった
また遊びたい
そんな気持ちでいっぱいだった。
ある意味私の中ではリア充だった
この時からかな?
りまの企みが始まったのは─…
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