好き、嫌い、大好き、大嫌い
早く終わらせたい。
もし、高校が別々になったら忘れられる?


中三には大きな試練がある。

─高校受験─

アナタと別々の高校に行くことを知ったのは1月の下旬の事だった。



これでこの恋が終わるという感情と共にやっぱり悲しいという感情もあった。


アナタは工業高校の推薦。
私と頭の能力一緒だったのに知らない間に賢くなっちゃって…
やっぱり二年も話していないと変わる部分があるんだよね。


怜の行く工業高校は私が目指している西宮高校と真逆で男子が多い。
けど決して男子校ではない。


りまと怜の志望校は違う。
中学卒業後二人はどうなってしまうのだろう?
そして私はどうなるのだろう?
……絶対後悔する
そんな気がした。
この関係のまま卒業してしまったら絶対後悔するに違いない。


りまと仲良かった頃はすごく楽しかったし怜と居た時も幸せだった。
だからけりをつけたかった。
りまと仲直りがしたい、怜に思いを伝えたい
私はある一人の友達に相談した。
本当に馬鹿な自分だった
何もかも全てもう遅かったんだ。



そして、その友達の事を信頼していたから裏切られた事が何よりも悔しかった。

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