好き、嫌い、大好き、大嫌い
二章

面影

この高校には私の過去を知る者は麻結だけ。
男も少ないし思い出さずにすむ。
私は安心しきっていたんだ…─



四月下旬頃
私は演劇部に所属した。
一年生は男3人、女10人の13人だった。
演劇をやるのは小学生の頃からの夢だったのでワクワクしていた。


楽しく活動出来たらな…─


部活を始めたのと同時に私の男漁りも徐々に酷くなっていった。
男を見てはレベルを付ける。
私はヘタレだからカッコいい人を見つけても話しかける事は出来なかった。
彼氏を作って早く忘れたかった…
そんな気持ちが合ったのかも知れない。


演劇部に入った一年生の中で一番カッコいい男の子がいた。
私はその人に恋心を抱いた。
それが本気の恋だったのかは自分でも良く分からない
演劇部メンバーの子に協力してもらって一緒にメアドをもらった
メールは毎日のようにはしなかった
今思えばその男の子としたのはたったの3回だけだった…─

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