シンデレラに玻璃の星冠をⅡ
「うっわ~。久遠が"攻"で紫堂が"受"の…ベッドでまさかの夢の共演!!?
嫌がる紫堂をベッドに押し付け、口端から謎の白い液体を垂れ流したままの紫堂を…更に泣かす鬼畜久遠。
"さあ、もっとオレのを食え"
"もう…無理だよ無理"
"駄目だ。口なんて拭かず、直に最後の最後まで味わい尽せ"
"もう…一杯だ"
"それで? そんな潤んだ目で挑発してるのに?"
"挑発なんてしていないっっ!!"
"そういう目がそそるんだよ。ほら、お前の念願通りやるよ、オレの。堪能しろよ?"
"ああ、もうやだ。やめろ、やめてくれ…"
"もっともっと泣けよ"
―――――…。
……むふ。
むふむふむふぅっ」
「ゆかちゃん、お顔百面相!!!
"むふむふむふぅっ"
きゃはははは~。
"むふむふむふぅっ"
きゃはははは~」
「すぐ真似するな、旭。…放っておけ。由香も所詮は如月煌のような…"腐れ仲間"なのだ」
「おうおう。ここは"泣く"ではなく"啼く"を聞いてみたかったけどねえ。
――って!!! いや……いやいや!!! 違うぞ、何か違うぞ!!?
紫堂の反撃が、恐ろしいぞ…この状況は…」
芹霞。
俺は、こんな屈辱的な境遇に負けないから。
絶対、此処から這い上がってみせる。
俺は堅く…心に誓った。