シンデレラに玻璃の星冠をⅡ
「四字熟語って…
"相思相愛"以外、
判らねえってば…」
すると久遠は溜息をついて。
「お前に、知識の感動は求めたくは無いが…此処まで説明し甲斐がなければ、虚しくなってくるな。
これは全て四字熟語だ。説明は面倒だから省略する。
それでこれらの共通語は何だ?」
「だから俺、意味なんて…」
「意味など関係ない。共通漢字だ」
漢字…?
やけに目立つ…
今は心に痛い漢字が1つ。
「愛?」
すると蓮が頷いた。
「久遠様は、次のヒントに…
"英語教育&IT教育反対×3!!!"に目をつけられた」
げっそり。
何でそれ、ヒントになるよ?
「愛を英語に直して、それを反対にしたものを3つ続ける」
英語はLOVEだから…
EVOLEVOLEVOL?
「どうだ、久遠様は凄いだろう!! 久遠様は、聡明なのだ!!! ただの面倒臭がりで我儘で飽き性ではないのだ!!!」
蓮もそう思っていたのか?
真っ赤な目をして痛々しい…蓮が見せるどや顔に、正解なのか不正解なのかも判らねえ俺は、反応に困って。
一応、拍手しておいたら、ぎろりと久遠に睨まれた。