シンデレラに玻璃の星冠をⅡ


「四字熟語って…



"相思相愛"以外、



判らねえってば…」




すると久遠は溜息をついて。



「お前に、知識の感動は求めたくは無いが…此処まで説明し甲斐がなければ、虚しくなってくるな。

これは全て四字熟語だ。説明は面倒だから省略する。

それでこれらの共通語は何だ?」


「だから俺、意味なんて…」


「意味など関係ない。共通漢字だ」



漢字…?


やけに目立つ…


今は心に痛い漢字が1つ。



「愛?」



すると蓮が頷いた。



「久遠様は、次のヒントに…


"英語教育&IT教育反対×3!!!"に目をつけられた」



げっそり。


何でそれ、ヒントになるよ?


「愛を英語に直して、それを反対にしたものを3つ続ける」


英語はLOVEだから…


EVOLEVOLEVOL?



「どうだ、久遠様は凄いだろう!! 久遠様は、聡明なのだ!!! ただの面倒臭がりで我儘で飽き性ではないのだ!!!」


蓮もそう思っていたのか?


真っ赤な目をして痛々しい…蓮が見せるどや顔に、正解なのか不正解なのかも判らねえ俺は、反応に困って。


一応、拍手しておいたら、ぎろりと久遠に睨まれた。

< 1,364 / 1,495 >

この作品をシェア

pagetop