シンデレラに玻璃の星冠をⅡ

「やだ、玲くん!!!!?

ちょっと…何考えてるのよ!!」



「離さないよ…芹霞…」



この身は朽ちようと…

僕は君を守るから。



どうか、どうか…


僕を…忘れないで?



「玲くん…やだ、玲くん!!!!」



ずっとずっと…

僕の名前を呼んでいて?



君の愛が…欲しかった。


愛されたかったよ、とても。




「玲ｯｯｯｯｯｯ!!!!」



ははは、櫂の声まで聞こえてくる。



本当に…最期だね。




「玲くん…

何か飛んでくる…」



そんな芹霞の声が聞こえた。


「玲くん…ねえ、玲くん!!!」



新たなる敵かと思い、薄く目を開けば…。



何だ…あれは?