君への想いは
「……いるよ。」
え?!うっそおおお!!
「え、誰なの?」
「えっと…」
未愛は顔を赤く染めて、
恥ずかしそうにしている。

「…広斗でしょ?」
私は適当に聞いてみた。
すると、未愛はますます顔を赤くして、
無言で俯いている…。
え、ちょ、本当に広斗なの?

「……そうだよ。」

まじかあああああ…
広斗といえば成績優秀…
だけど運動音痴なふつうの男子だよね…
「そうなんだ~」
「うっ…ん、誰にも言わないでね?」
「うん、言わないよ。それでぇ?
   広斗のどこが好きなの?」
未愛の顔はまだ赤い。
本当に広斗が好きなんだなぁ~

「優しいの…」
未愛は照れながら言った。
「ふふ、そっか!
   広斗、いいんじゃない?
   応援してるよ、頑張ってね!」
「ありがとう、日和!
   日和が応援してくれてたら、
   私頑張れるよ!!」
ははは、そんな大げさな…
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