俺様専務とあたしの関係
「美月、誰よりも幸せにしたい。オレがお前を、誰よりも幸せにしたいよ」
キスを交わしながら、あたしたちは何度も何度も抱きしめ合う。
どんな風に、どんな人と巡り会えるかなんて、想像も出来なくて…。
予想外な出来事の中に、出会うチャンスはあって。
絶対に恋に落ちないと思っていた人が、生涯愛する人に変わる。
「今まで生きて、選択してきた事が、全てここに繋がるものだったんなら、あたしは何一つ後悔する事がないよ」
「それはオレもだよ。全ては、美月と出会う為だった」
悲しかった過去も、苦しかった過去も、それは幸せの未来への為だったのね。
必ず誰かと、道は重なる様に出来ているんだ。
章人に出会えて、知った事。
「誰よりも、あたしを幸せにして。あたしは誰よりも、あなたを愛するから…」
「ああ。美月、約束するよ
何度も何度も重なる唇に、あたしたちはお互いの愛を示したのだった。