あたしの救世主


そうしてどんどん堕ちていったあたしは

ついにリスカに手を出した。

血が流れて…

「ふふ…っははははははは…きゃははははは!!!」

狂ったように、笑った。とまらなかった。

そんな反面、人を怖がるようにもなり、毎日、ずっと、

「私」の仮面を被って過ごしていくことが多くなった。

「私」はよく笑い、優しくて、それなりに運動もできる。

「私」じゃない「私」は、ほとんど笑わなくて、優しくなくて、ネガティブで、最低。

そんな差がどんどんできていって、あたしと偽あたしが崩れていった。

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