まゆとだいきの物語
そして、音楽を聞きながら歩くことにした私
だってね、暇だし、てか、日課みたいなもんだしね
しばらく歩いていると
ポンっ
肩を叩かれた
振り返ると
可愛い女の子がいた
「あの!これ落としましたよ?」
彼女が差し出してきたものは
見たことのある定期ケース
あ、
「ありがとー!たすかった!」
私の定期を持っていた
今日はK高にいかないからその存在忘れてたと、
こころのなかでおもった
そして彼女は
「いえ、あの~」とまだ話を続けてくる
またなにかあるのかと思ったら
「K高の生徒ですか?」と思ってもみなかったことをいわれた