リクエストを基にした・【Kiss】シリーズ 『甘々』・7
彼は結構イジワルなところがあった。
アタシの言うことをイチイチ否定して、でも次の瞬間には言う通りにしてくれる。
後はちょっとでも隙を見せると、髪の毛を引っ張ったり、頬をつねったりしてくる。
友達や周りの人達は、それはスキンシップなのだと言う。
そして彼がドSだからと、どこか遠い目をして言った。
「…ねぇ、そのイジワル、いつになったら止めてくれる?」
とアタシが真面目に聞いても、
「お前が面白いから、止めない」
…と言う満面の笑顔の返答は、恋人としておかしいと、アタシは思う。
「むぅ~」
「そんな拗ねた顔してもダメ。それにお前、イジワルな俺が好きなんだろう?」
「うっ…」
それを言われるとアレだけど…。
彼にかまってもらえるのは嬉しいし、彼の喜ぶ顔は見ていて心がときめいてしまうんだけど……。
「あっあんまりヒドイこと、しないでよぉ」
「そんなにヒドイことはしてないだろう? 傷付けたことはないし」
アタシの言うことをイチイチ否定して、でも次の瞬間には言う通りにしてくれる。
後はちょっとでも隙を見せると、髪の毛を引っ張ったり、頬をつねったりしてくる。
友達や周りの人達は、それはスキンシップなのだと言う。
そして彼がドSだからと、どこか遠い目をして言った。
「…ねぇ、そのイジワル、いつになったら止めてくれる?」
とアタシが真面目に聞いても、
「お前が面白いから、止めない」
…と言う満面の笑顔の返答は、恋人としておかしいと、アタシは思う。
「むぅ~」
「そんな拗ねた顔してもダメ。それにお前、イジワルな俺が好きなんだろう?」
「うっ…」
それを言われるとアレだけど…。
彼にかまってもらえるのは嬉しいし、彼の喜ぶ顔は見ていて心がときめいてしまうんだけど……。
「あっあんまりヒドイこと、しないでよぉ」
「そんなにヒドイことはしてないだろう? 傷付けたことはないし」