偽恋
前に1度そういったら


しつこく話してきやがって、止まんなくなったから。



もうそんなのゴメンだ。



「...無邪気な感じ」


俺はそう一言答えた。



....実際、この1週間


笑ったり

落ち込んだり

怒ったり

困ったり...


アイツの色んな顔を見た。



ここまでコロコロ変わる奴いねぇってくらい。



「ふぅん~♪そうなんだぁ!」


するとコイツはなぜか笑っていた。


「..何?」


「いや~あたしが優斗君の彼女になりたかったなぁ~なぁんてね★」



....は?


それはマジでゴメンだ。


こんなうっとおしいやつが彼女?


ぜってぇ無理!



....でも、そう考えると...



美姫でよかったのか?



っ!てかまずこんなのに俺が当たったのが運の悪さだ。


俺は苦笑いを返した。
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