【短】執事様【完】
執事とお嬢様
私の一日はある執事の声から始まる。
「お嬢様、起きてください。起床のお時間ですよ。」
あぁ、今日も聞こえる優しいテノール。
高すぎず、低すぎずのちょうどいい甘く優しい声。
そんな声で囁かれては、起きれるものも起きれなくなる。
つまり、貴方のその声は、
「お嬢様?起きてください。」
眠気を誘うんです。
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