隣の俺様狼くん










「それにしてもすごい人気だよね、
藤堂くんって」


「え?」


「だから、昨日 転校してきた藤堂 輝くん!
なんかもう既にファンクラブが
あるみたいだしほんとに
イケメンってすごいよね~」



楽しそうに話しているまどかを見ると
罪悪感に似たように気持ちになる



「……そうかな?」


「どうしたの?そんな顔して

藤堂くんって葵の理想のタイプ
なんじゃない?」


「だって、アイツ二重人格なんだもん」


「は? ほんとにどうしたの?
ってゆーか、なんで葵がそんなこと
知ってるのよ?」



(まどかにはちゃんと話しておいた
方がいいよね)



「実はね……」



私は昨日のことをまどかに話すことにした




< 43 / 118 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop