隣の俺様狼くん
気まぐれ狼くん
教室に戻ると、相変わらず
藤堂くんの周りには女の子達が
集まっていた
(うわー、すごいなあ……)
そんなことを思いながら
自分の席に行くときにチラッと
女の子達の方を見ると
藤堂くんと目があった
(……っ!)
さっきまどかに言われたことを
思い出して思わず目をそらして
しまった
(感じ悪かったかな…?
でも、変な誤解されないためだし…)
「はぁ……」
(やっぱり、気をつかうの疲れるな)
ため息をつきながら鞄の中から
次の授業の教科書を取り出したとき
頭を何かで叩かれた