隣の俺様狼くん

気まぐれ狼くん











教室に戻ると、相変わらず
藤堂くんの周りには女の子達が
集まっていた



(うわー、すごいなあ……)



そんなことを思いながら
自分の席に行くときにチラッと
女の子達の方を見ると

藤堂くんと目があった



(……っ!)



さっきまどかに言われたことを
思い出して思わず目をそらして
しまった



(感じ悪かったかな…?

でも、変な誤解されないためだし…)



「はぁ……」



(やっぱり、気をつかうの疲れるな)



ため息をつきながら鞄の中から
次の授業の教科書を取り出したとき
頭を何かで叩かれた






< 52 / 118 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop