隣の俺様狼くん










(ほんと、

羨ましいくらい整った顔立ち
してるんだなあ……


鼻高いし、あたしよりまつ毛長いし
顔も小さいし…)





黙ったまま藤堂くんを見ていたら
急に藤堂くんが私の方を向いた



『さっきから何見てんの?』


「え?

……あ、ごめんなさい」



私は慌てて自分の靴に視線を移す




(なんか余計に怒らせてる気がする…)




どうしていいかわからずに
私は小さくため息をついた





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