隣の俺様狼くん










「あの……」





まどかが行った方をぼんやり見ていると
小さな声が耳に届いた



「ふえ……?


あ、ごめんね」



まどかに気を取られてたから
くるみちゃんがいること
すっかり忘れてた




「そういえば、さっき私に何か
用事があるみたいだったけど……」


「そうなんです。

あの、コレを受け取ってほしくて…」




そう言いながらくるみちゃんは
私の前に一通の手紙を差し出した





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