隣の俺様狼くん
幼なじみの2人
……ーーーその日のお昼休み
「お腹空いた~
葵 お昼食べいこっ」
「うん、今いーー…」
いつも通りにまどかと屋上に行こうと
した時、
私とまどかの間に亮介が割って入った
『まどか、ちょっとコイツに用事が
あるんだけど いいか?』
「私は構わないけど…」
『悪いな』
そう言うと同時に亮介は私の腕をつかんで
歩き始めた
「え? ちょっ…亮介!?」
まるで私の声が聞こえていないかのように
亮介の歩く早さはどんどん早くなっていく
(私に用事って一体何なんだろう……)
教室を出る時に後ろを振り向くと
心配そうな顔をしたまどかが
目に映った