時空恋愛 陰陽師と新撰組〜弐〜
姫は、

幼いながらも、両親の愛を知った

三歳、この世に生まれ三年し、
初めて知った親の愛

それを、ほぼ初めて会った、
たった一度の贈り物
それを信じた姫の気持ち

それを粉々にした両親
愛はない

この世は、なんと虚偽ばかり
愛など幻、愛するものは呪われろ

愛されることを知るまで、私は人など護らぬ、

私の真名すら忘れし親よ、
姫と慕う皆のみ救おう、

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