時空恋愛 陰陽師と新撰組〜弐〜
理など乱すつもりはなかった

最初に禁術を使ったときさえ
両親は声をかけることはなかった

つい反発したのも、そのせいだ、

気にして欲しかったのに、

死にそうだから、私の命を削って
母上を助けたいんでしょ?

両親の考えなどわかる、

異能の力が強い、私は、道具と、
周りの人間達はいうもの、
両親の考えも一緒なはずだ
だって、みんなが会いに来ないのは、力が強いからだと、
会った人間は皆そうだから両親もそうなのだろう

会いに来ないのは、そういうことだ

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