I

どうやら私は異常らしい







くらくらになった頭を優しく撫でられて、また、悠はキスを落とす。


リボンを床に捨て、セーラー服のチャックを下ろした。



「こ、こ・・・・・・・?」

「俺の家だよ、志津」


自分の体が、何か柔らかいものに寝かされたのが分かった。


頭がぼんやりとする。



「志津の、くせ、なんだよ。俺がキスすると、志津は大人しくなるんだ」


優しく笑う悠が、私の頭を撫でる。


悠の手が、私の制服を脱がしていく。

襞が整ったスカートを下ろして、床に捨てていった。



「志津は、綺麗な脚だね・・・・・・・・」


部屋に篭る、悠の甘い匂いは睡眠へと流される。


そんなぼーっとした頭を振り切って、私は体を起こした。




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