I
「ん・・・・・・・・・・」
悠の唇が、私の首筋に這った。
その感触に、抵抗する力が抜けてく。
「大丈夫、今まで俺が、志津を痛めつけたことなんて無いだろ・・・・・・?」
「・・・・・う、あっ、・・・・・・・・」
悠の黒い髪が、私の胸元に触る。
私の髪と、悠の髪が混ざり合う。
「ゆ・・・・・・・・・」
「しづ」
ぞくり、と“何か”が背中をかき回す。
「しづ、気持ちいい・・・・・・?」
悠の大きな手が、腰を優しく撫でる。
“快感”が、背中を走った。