I
「・・・・・一緒に死ぬ?、志津・・・・・・・・」
「悠・・・・・・!」
「もう、ひとりは嫌なんだ・・・・」
悠は泣きそうな顔で、私にキスをした。
ざらら、と大量の白い粒を手に取る。
「次会うときは、幸せだといいね・・・」
「ずっと、志津と居たい・・・・・・・」
大量の白い粒を、水で流し込んだ。
悠も、私と一緒に薬を飲んだ。
「愛してる、ずっと・・・・・」
ベッドに寝転がった。
空瓶を投げ捨てて、悠は私を抱きしめた。