片想い~Love song for you~
『弥生!!』
秋は少し疲れた顔をしていたが
多分あたしのせいだから
気にしないどこう。
「えーっと、なんかごめんね?」
『お前、何が悪いか分かってないのに謝んな。』
「あはは。じゃ帰ろっか!!」
あたしは校門に向かって歩き出した。
秋はちょっと不満そうだか
隣を歩いている。
『はー。もういいや、弥生に何言っても分からなさそうだからな。ところで、弥生が早く帰りたい理由って何なの?』
秋は背の低いあたしの顔を
覗き込みながら聞いてきた。
「今日はあたしの夢を叶える日なの。」
『はっ??』
秋は全く何のことか分かってない様子。
目を丸くして、
口をポカンと開けた彼は
ちょっとおかしかった。