白緑蝶"vacances【続2】
そう言うと、タマラさんの
お父様は私の為にわざわざ
ワインを取りに行ってくれた。

「Excuse me--------------」

私はその場に立ち上がり紳士的
な男性が話す英語を意味もわか
らず寄り添って聞かされていた

Beautifulに、Lovely・・・

それは、わかる。

その男性は一生懸命に私の事を
褒めてくれているみたいだった

私は夢中で話してる男性を見上
げ、そしてニッコリと微笑んで
みせた。

「ありがとうございます
 
 THANK YOU」

そう言うと、彼の手が私の手に
触れる。

戸惑う私に聞こえる声・・・

「ひわ」

この時・・・

ドキドキドキ

『貴方は
 どんな顔するかしら?』

貴方は私を見て、少し怒った顔
してる。
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