白緑蝶"vacances【続2】
反省して俯く、私のセットした
髪に触れることを戸惑ったソラ
の手が、そっと私の手に触れた
そして、ソラの方へと引き寄せ
られそうになったその時、声が
聞こえた。
その声に、離れる二人の距離。
「まあまあ、ソラ君
奥様も反省されてるじゃない
ですか
それに、彼女は彼女なりに君
の妻として今夜のパーティー
の為に色々とやるべきことが
あったんだよ
どうです、お美しいでは
ありませんか?」
「まあ・・・」
ソラは、突如現れたタマラさん
のお父様に愛想ない態度で言う
「さあ、これをどうぞ」
彼は、私達にワインの注がれた
グラスを差し出した。
「すみません」
「ありがとうございます」
「では、お美しい奥様は一先ず
ソラ君にお返しして、私は席
を外させて頂きます
また後ほど、今日集まった
皆様に貴方達のことを紹介
させて頂きますので
それまでは、ごゆっくり
なさっていて下さい
とは言っても、感づかれて
いらっしゃるお客様も多数
いらっしゃるようですが
・・・では」
髪に触れることを戸惑ったソラ
の手が、そっと私の手に触れた
そして、ソラの方へと引き寄せ
られそうになったその時、声が
聞こえた。
その声に、離れる二人の距離。
「まあまあ、ソラ君
奥様も反省されてるじゃない
ですか
それに、彼女は彼女なりに君
の妻として今夜のパーティー
の為に色々とやるべきことが
あったんだよ
どうです、お美しいでは
ありませんか?」
「まあ・・・」
ソラは、突如現れたタマラさん
のお父様に愛想ない態度で言う
「さあ、これをどうぞ」
彼は、私達にワインの注がれた
グラスを差し出した。
「すみません」
「ありがとうございます」
「では、お美しい奥様は一先ず
ソラ君にお返しして、私は席
を外させて頂きます
また後ほど、今日集まった
皆様に貴方達のことを紹介
させて頂きますので
それまでは、ごゆっくり
なさっていて下さい
とは言っても、感づかれて
いらっしゃるお客様も多数
いらっしゃるようですが
・・・では」