白緑蝶"vacances【続2】
その時、スポットライトの光が
照らした先には貴方の姿がある

「ひわ、あそこ見ろ」

「見てる」

あそこに私が待ってる人がいる

恋しい人

愛する人・・・

貴方は眩しすぎるライトを全身
に浴びて『ソレイロリア』の
ソラになる。

辺りは、また明るくなる。

「---------------------」

タマラさんのお父様の声に盛り
上がりを見せる、客人達。拍手
の音。

「何、話してるの?」

「さあな」

その時、日本語で話す声が聞こ
えた。

「さあ、ソラ君に
 メンバーのみんな
 
 こちらへ、どうぞ」

ソラは少し戸惑っているみたい

促されるまま面倒だなって感じ
で彼の元へと向う。
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