白緑蝶"vacances【続2】
濃厚に絡み合う、舌と舌。

最初から激しいキスを私に浴び
せまくるソラの胸を私は叩いた

途切れたキスに息を吸う間も与
えられず、貴方は、また口吸う
-接吻-。

「はぁっ、ん・・・」

ソラの口づけは、媚薬混じり

痺れる私の下唇をソラは甘く噛
み、私の胸はキュンとなる。

次に、貴方の唇が触れる場所は
そう、ドレスの袖パフスリーブ
がずれると見える傷跡。

貴方は、いつものように優しい
キスをひとつ落とした。

私達だけの、特別の儀式

愛の証・・・

貴方の唇は、私の腕を滑り私の
脇下、ドレスのファスナーへ。

ファスナートップを銜えた貴方
の唇は、上手にファスナーを
スーッと下ろしていく。

「ソラ、お上手」

「そう?

 じゃあ、後は

 脱いでくれる?」

「うん」
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