白緑蝶"vacances【続2】
ベッドに向き合って座る二人。

ソラの手には私の髪留め、貴方
はそれをサイドテーブルに置く

互いに着ている洋服を脱ぐ。

ソラの手が、私の胸元に触れる

ずらされたブラカップからこぼ
れ落ち露になった胸に、貴方は
指先で触れ、顔を寄せ、そして
その唇に含んだ。

言葉にならない声が私の唇から
漏れる。

荒い息づかい・・・

淫らに絡まる、二つの躯を受け
止めるシーツは乱れゆく。

「・・・して、ほしい」

「ああ」

背中から感じる愛しい男-ヒト-
の息吹。

強く、激しく、荒々しい・・・

貴方の熱い体温をピタリと背に
感じながら、同時に、ドクドク
と流れる貴方の血潮までもが私
へと、どっと流れてくるようで
狂おしい。
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