白緑蝶"vacances【続2】
「うん、とってもキレイだよ」

「ありがとう」

百枝は、私が着ているドレスに
指先で触れる。

「手触りも抜群」

「モモ、ごめんね
 
 昨日に今日と、ゆらのこと
 任せきりで・・・」

「何言ってるの、気にしないの
 
 ソラさんと仲直りできて
 良かったね

 そうだ・・・」

百枝は私の耳元に唇を近づけて
コソっと呟くの。

「昨夜は、ソラさんに
 じゅうぶん甘えた?」

私は頬を赤らめ、コクンとだけ
頷いた。

「そう、ごちそうさま」

百枝は、ほっと安堵した表情を
私に見せた。

「モモ
 心配させてごめんね
  
 いつもありがとう」

「ほらっ、早く着替えてきなよ

 一緒に泳ごう」

「うん」
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