白緑蝶"vacances【続2】
「ぼくのこと
おぼえてる?」
「ああ、あの時の奴ら」
そう、百枝の腕を掴む男性は
以前この場所で帽子を選び
買い物を楽しんでいた私達に
話しかけてきた男達の中の
一人だったらしい。
『Please do not go!』
あの時の男性。
「I want to talk to her.」
「・・・going ahead.」
彼だけを残し、他の男達は
離れて行く。
「あなた、日本語
話せるのね?」
「すこし
ベンキョ、してます」
「勉強?学生さんなのね
私に何か御用でも?」
「I cannot forget you!!!」
「ごめんなさい
日本語で話し・・・」
「行こう」
真澄は百枝の肩を抱き
その場を離れようとした。
おぼえてる?」
「ああ、あの時の奴ら」
そう、百枝の腕を掴む男性は
以前この場所で帽子を選び
買い物を楽しんでいた私達に
話しかけてきた男達の中の
一人だったらしい。
『Please do not go!』
あの時の男性。
「I want to talk to her.」
「・・・going ahead.」
彼だけを残し、他の男達は
離れて行く。
「あなた、日本語
話せるのね?」
「すこし
ベンキョ、してます」
「勉強?学生さんなのね
私に何か御用でも?」
「I cannot forget you!!!」
「ごめんなさい
日本語で話し・・・」
「行こう」
真澄は百枝の肩を抱き
その場を離れようとした。