白緑蝶"vacances【続2】
このままじゃ、何だかスッキリ
しないよ。

真澄のことを話す百枝は確かに
真澄のことが好き。

これでいいの・・・

ドンドンドン

「マスミ、起きてる?
 話がしたいの」

ドンドン

寝ぼけ眼で、開かれるドア。

「ふわ~、何だ?」

シャツの中に手を入れて体を
掻いてる真澄の腹筋が見えて
私は視線を逸した。

ラフなスタイルにボサ髪の
こんな真澄を見るのは
ひさしぶり。

「ヒワ、朝っぱらから
 何のようだ

 もう出かけるのか
 早くねえ?」

「話があるの
 
 入っていい?」

「ああ、どうぞ」

バタン・・・
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