白緑蝶"vacances【続2】
「そう、なんだね・・・」
部屋中に立ち込める、重苦しい
空気。
「だめ、だめ、だめ
みんな、暗くならないで
これは
新しい門出なんだから」
「新しい門出?」
ソラの問いかけに私は今の思い
を告げた。
「そう、おねえちゃんにも
私にも、あの花屋さん以外に
もっと大切にしたい守りたい
ものができたの
そう、それは、家族」
愛する家族と築き上げてゆく時
未来、夢を一番に守りたい。
「その為にも、今は無理して
お店を続ける時じゃない
廃業すること、悲しくない
って言ったら嘘になるけど
またいつか、子供が大きく
なって、おねえちゃんと私
二人共に時間ができたら
また一から、どこかで小さな
花屋さんを持てるといいね
そう、話してるの」
「そうか・・・」
ソラも、瀬名さんも、もう何も
言わず私達が出した結論を受け
入れてくれた。
部屋中に立ち込める、重苦しい
空気。
「だめ、だめ、だめ
みんな、暗くならないで
これは
新しい門出なんだから」
「新しい門出?」
ソラの問いかけに私は今の思い
を告げた。
「そう、おねえちゃんにも
私にも、あの花屋さん以外に
もっと大切にしたい守りたい
ものができたの
そう、それは、家族」
愛する家族と築き上げてゆく時
未来、夢を一番に守りたい。
「その為にも、今は無理して
お店を続ける時じゃない
廃業すること、悲しくない
って言ったら嘘になるけど
またいつか、子供が大きく
なって、おねえちゃんと私
二人共に時間ができたら
また一から、どこかで小さな
花屋さんを持てるといいね
そう、話してるの」
「そうか・・・」
ソラも、瀬名さんも、もう何も
言わず私達が出した結論を受け
入れてくれた。