白緑蝶"vacances【続2】
FlowerShop*閉店
お店を閉めることを決めた姉は
その後、こうなったら考えが
変わらないうちに幕引きは早い
方がいいと勢いのままに従業員
の苫さんを始め、バイトの皆に
閉店する旨を伝えた。
姉は皆の負担を軽減させる為に
自分の出産前にはお店を閉める
意向を示したが、皆の今後の就
職活動等、意見を聞いて忙しく
なるシーズン前には、閉店する
運びとなった。
涙を流しながら従業員に頭を下
げる姉の姿を見て本当に終わる
もう、後戻りできないという事
を知った。
カランカラン
「いらっしゃい(ませ)・・・
なんだぁ、どうしたの?」
十一月末の閉店日まで
残すところ、後一月。
どよーんと暗くなっているで
あろうお店の様子を心配して
覗きに来てくれたのは百枝
だった。
「うん、ちょっと近くまで
来たから寄ってみたの・・・
苫さん、こんにちわ」
「こんにちわ
ヒワちゃん
私、配達行ってきます」
「はい、お願いします」
「仕事、忙しそうだね?
あれっ、今日
おねえちゃんは休み?」
その後、こうなったら考えが
変わらないうちに幕引きは早い
方がいいと勢いのままに従業員
の苫さんを始め、バイトの皆に
閉店する旨を伝えた。
姉は皆の負担を軽減させる為に
自分の出産前にはお店を閉める
意向を示したが、皆の今後の就
職活動等、意見を聞いて忙しく
なるシーズン前には、閉店する
運びとなった。
涙を流しながら従業員に頭を下
げる姉の姿を見て本当に終わる
もう、後戻りできないという事
を知った。
カランカラン
「いらっしゃい(ませ)・・・
なんだぁ、どうしたの?」
十一月末の閉店日まで
残すところ、後一月。
どよーんと暗くなっているで
あろうお店の様子を心配して
覗きに来てくれたのは百枝
だった。
「うん、ちょっと近くまで
来たから寄ってみたの・・・
苫さん、こんにちわ」
「こんにちわ
ヒワちゃん
私、配達行ってきます」
「はい、お願いします」
「仕事、忙しそうだね?
あれっ、今日
おねえちゃんは休み?」