白緑蝶"vacances【続2】
著者自ら、わざわざ本を届けに
来てくれて一冊プレゼントして
もらった私はその面白さに一度
に制覇。

今はソラが休日になると花屋で
又はお家でゆっくりと読み進め
ている。

読みかけのページをしおりで挟
んだソラは、缶珈琲を手に言う
の。

「なあ、ひわ

 この本って、マジ話?

 全部、ノンフィクション?」

「全てじゃないと思うけど
 ・・・・・・」

「そうだよなぁ

 俺、こんなにも
 ヤな奴じゃなかったよな?

 これじゃあ
 本物の悪魔じゃん

 なあ、トワ?
 パパは優しいよなぁ」

「キャッキャッキャッ」

ベビーウォーカーに乗って遊ん
でる我が子に貴方は優しく微笑
んで言う。


ソラ・・・


どうぞ、どうぞ言ってなさいな
< 385 / 471 >

この作品をシェア

pagetop