白緑蝶"vacances【続2】
「何ですか?」

アイツの心には、あの女しか
住めない。

「いやっ
 
 何でもねえよ

 まあ、女が放っておかねえ
 って話しだ」

そう、ソラ・・・

貴方が歩けば、貴方を見つめる
視線は、そこらじゅうに溢れる

そして、貴方と見つめ合えば時
が止まる。

躊躇う気持ちと、逸る気持ち
を抱えて、私は扉を叩く。

その手は、震える・・・


トン

トントン

トントントン


合図で、開かれる扉・・・

ソラに引き寄せられ

私は室内へ・・・
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