白緑蝶"vacances【続2】
その時、ソラの心地よい声が
聞こえた。

ソラは私の手を取り、隣に立つ

「Is not a problem-------」

「Bye」

「Have a nice trip」

男性は、和かに微笑んで
手を振って歩いて行った。

「ソラ、英語できるんだぁ
 すごーい」

私は、羨望の眼差しでソラを
見つめた。

「適当に話しただけで
 こんなのすごくねえし
 
 英語なんてできるかよ」

「でも、堂々としてたよ
 惚れ直しちゃった」

「バカ言ってろ」

「それで、彼は何て?」

「問題ないって

 自分も悪かったから
 わざわざ謝ることない
 そういうことじゃないの?」

「Sorryの使い方にも
 色々あるからな・・・」
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